失敗しない油ならしをしたい!
鉄のフライパンを初めて使う前に大切な油ならし。
調べてみたら、だいたい言ってることは同じだけど、微妙に違いますよね。
できるなら、
- 簡単で
- 楽で
- 確実な
油ならしをしたい。
でも…
個人的に【余った油はオイルポットに移す】のハードルが高いです。
油ならしのやり方を調べると結構多い油を使っているものが多いですよね。
だからその油の処理を考えるとハードルが高くて…
使った油ってとっておいてもすぐ傷んじゃって変なにおいするし、次にいつ使うかわからないからあまり置いておきたくないんです。
なので油が少なくてもできる油ならしの方法はないかな?と思い、その方法を調べました。
【簡単】少ない油でする油ならしのやり方
※さび止めがしてあるものは、さび止めを焼き切ってから油ならしをします。
そのあとフライパンが冷めてから以下の手順を行います。
- フライパンを洗剤で洗う
- 火にかけて水分を飛ばす
- うっすら煙がでるまでさらに加熱する
- 火を止めて油を入れる(大さじ2~3程)
- キッチンペーパーで塗り広げる(ふちや側面や裏も)
- 火をつけて加熱し煙がでてきたら火を止める
- 冷ます
【注意】使ったキッチンペーパーはフライパンの中に放置しないこと!燃える可能性があります。
この1回でもいいですが、これを2~3回繰り返すと油膜のコーティングがさらに厚い層になってできて、よりくっつきにくい鉄のフライパンになります。
他にもくず野菜(ネギとかの香味野菜)を油で炒めるという方法もあります。
手順は、
- フライパンを洗剤で洗って水分を飛ばす
- 油(大さじ2~3程度)を入れてくず野菜を約3分ほど炒める
- 野菜くずを取り出して、フライパンの油をキッチンペーパーで拭き取る
- その油が付いたキッチンペーパーで、側面・ふち・裏側を拭く
- フライパンを冷ます
といった段取りです。
ネギなどの香味野菜で炒めると、鉄のフライパンの鉄臭さを軽減できていいです。
すべての鉄フライパンが鉄臭いわけではないので、気になる人は野菜くずを炒める方法があることを知っておくといいですね。
【超重要】油ならしはどうして必要なのか
油ならしは、以下の理由から行う必要があります。
- 鉄は酸素(空気)や水が直接触れるとさびやすくなる(>>参考記事)
- フライパンを油でコーティングすることは、酸素や水が鉄に直接触れるのを防ぎ、さび防止になる
- 鉄のフライパンには目には見えにくい小さな穴があり、タンパク質やでんぷん質がその穴に入り込むことでくっついてしまう
- 油がその穴に入り込んでなじむことで油膜のコーティングを作り、くっつきにくくなる
なので、調理の面でも保管の面でも、油ならしは必要ですしやった方がいいです。
【まとめ】油ならしは少ない油でもできる!大事なのは油の酸化と乾燥です
油ならしは鉄のフライパンに油のコーティングを作ります。
油のコーティングは油を加熱することで油が酸化し、乾いて固まればできます。
これは重合(じゅうごう)と言われる化学反応です。
なので、油ならしにおいて最低限知っておくことは、
- 油を加熱して酸化させる
- 表面の油を乾かす(冷ます)
という点です。
油の量よりも、どうして油のコーティングができるのかさえ知っておけば、油ならしもうまくいきますね。