楽天のスーパーDEAL(2023年11月現在)で、日立のCSI-RX3がお得になっていました。
でもパナソニックNI-FS790の方が新しいし、人気みたいだし、安さ・お得さだけで選んでいいのかな…
こんなふうにもやもやしたので、【パナソニックNI-FS790】と【日立CSI-RX3】はどんなところが違って、どういう点がいいのか調べました。
【パナソニックNI-FS790】は、
- 綿素材などに高温スチームをしっかりあてたい
【日立CSI-RX3】は、
- 一度に1~2枚の服に使えれば
- 重さによる手・腕への負担を減らしたい
という人に向いています。
【パナソニックNI-FS790】と【日立CSI-RX3】の違い
主な違いは5つです。
- スチームの出し方
- スチーム噴射の方向
- パナソニックは持ち手が抗菌仕様
- パナソニックの方が水を入れるタンクの容量が多い
- 日立はブラシアタッチメントが付いている
その他細かな違いは、この4つを解説した後に表にまとめています。
スチームの出し方
パナソニックNI-FS790 | 日立CSI-RX3 | |
スチームの出し方 | スチームボタンを押し続ける | スチームボタンを一度押すと1分間スチームが出続ける 再びスチームを出したいときは再度押す 途中で止めたいときもスチームボタンを押す |
スチーム噴射の方向
パナソニックNI-FS790 | 日立CSI-RX3 | |
スチーム噴射の方向 | 360° どんな向きでもOK | タテ・ヨコの幅広い範囲 本体を垂直に持ったまま上下左右に動かす |
パナソニックは持ち手が抗菌仕様
パナソニックの衣類スチーマーの方は、衣類だけでなく、持ち手の部分も清潔に保てるようにされています。
【抗菌対象】ハンドルを構成する3部品
【抗菌方法】樹脂に抗菌剤を練り込み、塗装部品は塗装に抗菌剤を添加
(※公式サイトより)
日立の方は持ち手が抗菌仕様になっていません。
パナソニックの方が水を入れるタンクの容量が多い
パナソニックNI-FS790 | 日立CSI-RX3 | |
容量 | 約115ml | 約80ml |
スチーム量 | 約15g/分(HIGHのとき) 約9g/分(MEDのとき) | 約13g/分(平均) |
(連続)使用時間 | 約7分(HIGHのとき) 約11分30秒(MEDのとき) | 約5分30秒(平均) |
パナソニックの方が水の容量が多いので、高温でスチームを使用できる時間が少し長くなります。
高温スチームは主に綿や麻素材のものに使います。特に衣類スチーマーを使いたい素材はなんですか?
【温度別の対応素材】
パナソニックNI-FS790 | 日立CSI-RX3 | |
高温 (素材) | HIGH 約160° 綿・麻(混紡含む) | 約170° 綿・麻 |
中温 (素材) | MED 約140° ウール レーヨン・ポリエステル | 約135° 絹・毛 ナイロン・レーヨン ポリエステル |
低温 (素材) | ※低温のときはスチームが出ません LOW 約110° アクリル ベルベット シルク(絹) | ※低温のときはスチームが出ません 約100° アクリル・アクリル系 ポリウレタン ポリプロピレン |
日立はブラシアタッチメントが付いている
付属のブラシアタッチメントをつければ、低温表示の衣類まで当て布なしで簡単。
ホコリや毛くずを取り除きながらテカリも防げます。
その他の細かい部分の比較
大きな違いは上記の5つです。
その他細かな違いは以下の表の通りです。
パナソニックNI-FS790 | 日立CSI-RX3 | |
発売日 | 2023年3月1日 | 2020年8月28日 |
本体色 | カームブラック ベージュ | ホワイト オニキスブラック |
大きさ(本体) | 約幅8×高さ13×長さ16.5cm | 約幅17.5cm×奥行8.5cm高さ12.5cm |
本体質量 | 約690g | 約690g |
電源コードの長さ | 約2.5m | 約2.5m |
立ち上がりまで | 約19秒 | 低温のとき約20秒 中温のとき約25秒 高温のとき約30秒 |
自動オフ機能 | 電源をONにして約60分間、 スチームボタンやSETボタンが押されなかった場合、 自動ヒーターオフ機能が働く(緑のランプが点灯) | スチームボタンを押さずに約10分経つと、 自動的に「切」になる ※高・中・低のいずれかの温度設定のときに動作する |
使い方 | スチーマーとしても アイロンとしても使える | スチーマーとしても アイロンとしても使える |
どっちがおすすめ?【パナソニックNI-FS790】と【日立CSI-RX3】
【パナソニックNI-FS790】にしかない特徴と、【日立CSI-RX3】にしかない特徴があるので、どちらがあなたにとって使いやすいか比べました。
パナソニックがおすすめな人
- 本体の向きなど気にしたくない
- 持ち手は抗菌がいい
- 高温スチームを長く使いたい
一度に2~3枚の衣類をまとめてやりたい人は【パナソニックNI-FS790】がいいです。
単純に水を入れるタンクの容量がパナソニックの方が多いので、高温でパワフルなスチームを長い時間(約7分)使えるからです。
※パナソニックのものは価格変動がけっこうあるので、もし購入を検討されているなら日々チェックされた方がいいです。
日立がおすすめな人
- スチームボタンを押し続けたくない
- 一度に1~2枚程度しか手入れしない
- 同時にほこり取りもしたい
- 生地をテカらせたくない
一度に多くはやらないから、腕が疲れるのを最小限に抑えたい人は【日立CSI-RX3】がいいです。
スチームボタンを押し続けなくていいので、手首への負担が少なくて済みます。
それに本体が軽量でも、衣類スチーマーは腕を動かしながら使っていると重く感じ、疲れてくるので大きなメリットになります。
多くやりたいときはスチームがでなくなったら、タンクに水を足しながらします(電源を切ってから)。
また、ブラシアタッチメントはあってもなくてもしわ伸ばしはできます。
- あればテカりやすい生地でもスチームをかけやすい
- ほこり取りは別に衣類用ブラシを用意してもいい
というものなので、絶対になくてはならないものではないです。
わたしはほこり取りにはいつもコロコロ使ってます。
【パナソニックNI-FS790】と【日立CSI-RX3】それぞれの使い方
簡単にそれぞれの使い方を紹介します。
【注意】
当て布表示や低温表示がある衣類について
- パナソニック
→必ずアイロン面を衣類から離して使う(1cmほど) - 日立
→プレスアタッチメントを付ける(ブラシ機能により衣類にアイロン面が直接あたらない)か、アイロン面が衣類にあたらないようにする
本体を動かす目安は、10cmを約3秒の早さで動かす。
スタンドに置く前には必ずスチームを止める。
パナソニックNI-FS790の使い方
スチームを使う | ① | 付属の専用カップのMAX位置まで水道水を入れる |
② | 本体に①の水を入れふたをしっかり閉める | |
③ | 本体をスタンドに置いてコンセントを差し電源を入れる | |
④ | SETボタンを押して温度設定をする(HIGHかMED) | |
⑤ | スチームボタンを押し続けて衣類にスチームをあてる | |
⑥ | 使い終わったら電源を切り水を捨てて保管する |
ドライアイロンとして使う | ① | 本体をスタンドに置いてコンセントを差し電源を入れる |
② | SETボタンを押して温度設定をする | |
③ | スチームボタンを押さずに使用する | |
④ | 使い終わったら電源を切る |
スチームアイロン として使う | ① | 【スチームを使う】の①~④の手順をする |
② | スチームアイロンを使用可能なアイロン台を用意する | |
③ | スチームを当てながらしわを伸ばす |
※衣類の脱臭をするときは温度設定をHIGHにする
レーヨンは長時間スチームをあてると縮むことがあるので注意
アイロン面を衣類から離し、脱臭したい部分にパワフルスチームを約10秒間当て続ける
※公式サイトより
日立CSI-RX3の使い方
スチーマーとして使う | ① | 付属の注水カップのMAX位置まで水道水を入れる |
② | 本体に①の水を入れふたをしっかり閉める | |
③ | 本体をスタンドに置いてコンセントを差し電源を入れる | |
④ | 温度切替ボタンを押して温度設定する (温度表示ランプが点滅) | |
⑤ | 温度表示ランプが点滅から点灯になったらスチームボタンを押して使う | |
⑥ | 使用後は電源を切り本体が冷めてから中の水を捨てる | |
※タンクの水が少なくなってスチームが出にくくなったら 電源を切り電源プラグを抜いてから水を入れる ※使用後しばらく使わないときは、タンク内を1度ゆすぎ 水を捨てた後、注水口のふたをあけて蒸発させる |
ドライアイロンとして使う | ① | 本体をスタンドに置いてコンセントを差し電源を入れる |
② | 温度切替ボタンを押して温度設定する(温度表示ランプが点滅) | |
③ | 温度表示ランプが点滅から点灯になったら使う ※温度設定後は約10分でオートオフ機能が働き設定が「切」になる 10分以上使うときは再度温度切替ボタンで設定しなおす | |
④ | 使用後、温度切替ボタンを「切」にして電源を切る |
スチームアイロン として使う | ① | 【スチーマーとして使う】の①~④の手順をする |
② | 温度表示ランプが点滅から点灯になったらスチームボタンを押して使う ※一度スチームボタンを押すと約1分間スチームが出続けます 途中で止めたかったり再度使いたいときはもう一度ボタンを押します | |
③ | 使用後は電源を切り本体が冷めてから中の水を捨てる |
ブラシアタッチメント を使う | ブラシアタッチメントの取り付け取り外しは、必ずコンセントを抜き かけ面が十分冷めているときに行う 使用中や使用後に高温部に触れないこと |
※公式サイトより
まとめ
【パナソニックNI-FS790】と【日立CSI-RX3】の大きな違いは、
- スチームの出し方
- スチーム噴射の方向
- パナソニックは持ち手が抗菌仕様
- パナソニックの方が水を入れるタンクの容量が多い
- 日立はブラシアタッチメントが付いている
の5点です。
2023年11月現在だと、【日立CSI-RX3】は2020年8月28日発売なのですでに型落ちとなっており、新機種が発売されています。
その分値下げされていたり、ポイントバックがあったりと安くお得に購入できるようになっています。
1~2枚くらいの服を着られる程度にサッとしわ伸ばしできれば、と考えている人には十分な性能です。
一緒にアイロンミトンも用意しておくと、スチームの熱い蒸気が手にかからなくて、安心して使えます。
【パナソニックNI-FS790】と、2023年4月発売の【日立CSI-RX70】をこちらで紹介しています。