衣類スチーマーはパナソニックのものが特に人気ですが、他にも衣類スチーマーを販売している大手メーカーがあります。
その一つが日立。
やっぱり一番有名なパナソニックの方がいいのかな?売れてるみたいだし…ということで比べてみました。
おすすめは【日立CSI-RX70】
性能や持ちやすさという点からも、使い勝手がいいです。
以下からパナソニックと日立の違いなど、簡潔に紹介しています。
【パナソニックNI-FS790】と【日立CSI-RX70】の違い
主な違いは4つ。
- スチームの出し方
- パナソニックは持ち手が抗菌仕様
- 日立は低温のときでもスチームが出せる
- 日立はプレスアタッチメントが付属している
その他細かな違いは、この4つを解説した後に表にまとめています。
スチームの出し方
パナソニックNI-FS790 | 日立CSI-RX70 | |
スチームの出し方 | スチームボタンを押し続ける | スチームボタンを一度押すと1分間スチームが出続ける 再びスチームを出したいときは再度押す 途中で止めたいときもスチームボタンを押す |
日立の方は、スチームボタンを一度押すと1分間はスチームが出続けます。
袖や裾を引っ張りながらでも使いやすくなっています。
アイロン使ってるときとかってけっこう持ち直したりするしいいかも
パナソニックは持ち手が抗菌仕様
パナソニックの衣類スチーマーの方は、衣類だけでなく、持ち手の部分も清潔に保てるようにされています。
【抗菌対象】ハンドルを構成する3部品
【抗菌方法】樹脂に抗菌剤を練り込み、塗装部品は塗装に抗菌剤を添加
(※公式サイトより)
日立の方は持ち手が抗菌仕様になっていません。
日立は低温のときでもスチームが出せる
パナソニックNI-FS790 | 日立CSI-RX70 | |
高温 (素材) | HIGH 約160° 綿・麻(混紡含む) | 約170° 綿・麻 |
中温 (素材) | MED 約140° ウール レーヨン・ポリエステル | 約140° 絹・毛 ナイロン・レーヨン ポリエステル |
低温 (素材) | ※低温のときはスチームが出ません LOW 約110° アクリル ベルベット シルク(絹) | ※低温のときもスチームが出る 約110° アクリル・アクリル系 ポリウレタン ポリプロピレン |
パナソニックのスチーマーは低温でのスチームが使えないので、シルクなどには普通のアイロンのように使います。
日立はプレスアタッチメントが付属している
プレス機能 | 衣類にスチームを当てた後に先端(えり、そで、すそ等)を伸ばしたり、 ズボンのセンターラインをつけるなどに使う。 |
ブラシ機能 | 衣類についた糸くず、綿ほこり、髪の毛を取り除きたいときに。 アタッチメントをつけると、アイロンをかける面が衣類に直接触れないので、 テカりが気になる衣類や、当て布表示のある衣類に使用します。 |
プレス機能はズボンのセンターラインをきちんとつけるときに便利ですが、上手に生地を挟めなかったら変なしわが付いてしまうこともあります(慣れが必要)
ブラシ機能では低温表示の衣類も、当て布なしで使えるので便利です。
ブラシ機能はいいね。ポリエステルとかナイロン素材はアイロンの面がつくとテカっちゃうもん。
その他の細かい部分の比較
大きな違いは上記の4つです。
その他細かな違いは以下の表の通りです。
パナソニックNI-FS790 | 日立CSI-RX70 | |
発売日 | 2023年3月1日 | 2023年4月7日 |
本体色 | カームブラック ベージュ | アイボリー ブルーグレー |
スチーム量 | 約15g/分(HIGHのとき) 約9g/分(MEDのとき) | 約14g/分 |
(連続)使用時間 | 約7分(HIGHのとき) 約11分30秒(MEDのとき) | 約9分 |
タンク容量 | 約115ml | 約130ml |
スチーム噴射 | 360° | 360° |
大きさ(本体) | 約幅8×高さ13×長さ16.5cm | 約幅18cm×奥行8.5cm×高さ13cm |
本体質量 | 約690g | 約690g |
電源コードの長さ | 約2.5m | 約2.3m |
立ち上がりまで | 約19秒 | 低温のとき約20秒 中温のとき約25秒 高温のとき約30秒 |
自動オフ機能 | 電源をONにして約60分間、 スチームボタンやSETボタンが押されなかった場合、 自動ヒーターオフ機能が働く(緑のランプが点灯) | スチームボタンを押さずに約10分経つと、 自動的に「切」になる 高・中・低のいずれかの温度設定のときに動作する |
使い方 | スチーマーとしても アイロンとしても使える | スチーマーとしても アイロンとしても使える |
脱臭・除菌 ダニ・花粉抑制 | 〇 | 〇 |
また、どちらも脱臭・除菌・アレルギー物質の抑制にも使えます。
自動オフ機能があるといっても、電源を切った後しばらくは面が熱いですので、冷めるまで注意しましょう。
どっちがおすすめ?【パナソニックNI-FS790】と【日立CSI-RX70】
【日立CSI-RX70】をおすすめします。
パナソニックと比べて、日立は、
- スチームの出し方
→ずっとボタンを押し続けなくていい - パナソニックは持ち手が抗菌仕様
→基本的に自分か家族しか使わない - 日立は低温のときでもスチームが出せる
→どんな生地でもアイロン台を出さなくていい - 日立はプレスアタッチメントが付属している
→襟や裾のしわも伸ばしやすい
という、使い勝手がいい点が多いからです。
また最初に言ったように持ちやすい。
本体が約690gと軽量とはいえ、それを持って手を動かしていると腕が疲れてきます。
重い荷物なんかを持っていると、片一方の腕が疲れたときにもう一方の手に持ち替えませんか?
その持ち替えが日立の方がしやすいです。
ただパナソニックの方がおしゃれに見えるんだよね。ずっと家に置いておくものだし、デザインも大事です。
※パナソニックのものは価格変動がけっこうあるので、もし購入を検討されているなら日々チェックされた方がいいです。
でもパナソニックと日立の実物見比べたら日立そんなにダサくなかったよ。失礼ながら日立さんのホームページだとダサく見えてしまいました…ごめんなさい。
\こちらも一緒に/
アイロンミトン!
アイロン台代わりはもちろん、スチームの高温な蒸気から手を守ってくれます。
【パナソニックNI-FS790】と【日立CSI-RX70】それぞれの使い方
簡単にそれぞれの使い方を紹介します。
【注意】
当て布表示や低温表示がある衣類について
- パナソニック
→必ずアイロン面を衣類から離して使う(1cmほど) - 日立
→プレスアタッチメントを付ける(ブラシ機能により衣類にアイロン面が直接あたらない)か、アイロン面が衣類にあたらないようにする
本体を動かす目安は、10cmを約3秒の早さで動かす。
スタンドに置く前には必ずスチームを止める
パナソニックNI-FS790の使い方
スチームを使う | ① | 付属の専用カップのMAX位置まで水道水を入れる |
② | 本体に①の水を入れふたをしっかり閉める | |
③ | 本体をスタンドに置いてコンセントを差し電源を入れる | |
④ | SETボタンを押して温度設定をする(HIGHかMED) | |
⑤ | スチームボタンを押し続けて衣類にスチームをあてる | |
⑥ | 使い終わったら電源を切り水を捨てて保管する |
ドライアイロンとして使う | ① | 本体をスタンドに置いてコンセントを差し電源を入れる |
② | SETボタンを押して温度設定をする | |
③ | スチームボタンを押さずに使用する | |
④ | 使い終わったら電源を切る |
スチームアイロン として使う | ① | 【スチームを使う】の①~④の手順をする |
② | スチームアイロンを使用可能なアイロン台を用意する | |
③ | スチームを当てながらしわを伸ばす |
※衣類の脱臭をするときは温度設定をHIGHにする
レーヨンは長時間スチームをあてると縮むことがあるので注意
アイロン面を衣類から離し、脱臭したい部分にパワフルスチームを約10秒間当て続ける
※公式サイトより
日立CSI-RX70の使い方
スチーマーとして使う | ① | 付属の注水カップのMAX位置まで水道水を入れる |
② | 本体に①の水を入れふたをしっかり閉める | |
③ | 本体をスタンドに置いてコンセントを差し電源を入れる | |
④ | 温度切替ボタンを押して温度設定する (温度表示ランプが点滅) | |
⑤ | 温度表示ランプが点滅から点灯になったらスチームボタンを押して使う | |
⑥ | 使用後は電源を切り本体が冷めてから中の水を捨てる | |
※タンクの水が少なくなってスチームが出にくくなったら 電源を切り電源プラグを抜いてから水を入れる ※使用後しばらく使わないときは、タンク内を1度ゆすぎ 水を捨てた後、注水口のふたをあけて蒸発させる |
プレスアタッチメント を使う | ① | プレスアタッチメントを付けずに【スチーマーとして使う】の①~④の手順をする |
② | プレスアタッチメントを使う場所以外のしわを先にスチームで伸ばす | |
③ | 温度切替ボタンを「切」にしてスチームが出ないようにしてから アタッチメントを取り付けて使う | |
④ | 使用後は電源を切り本体が冷めてから中の水を捨てる |
ドライアイロンとして使う | ① | 本体をスタンドに置いてコンセントを差し電源を入れる |
② | 温度切替ボタンを押して温度設定する(温度表示ランプが点滅) | |
③ | 温度表示ランプが点滅から点灯になったら使う ※温度設定後は約10分でオートオフ機能が働き設定が「切」になる 10分以上使うときは再度温度切替ボタンで設定しなおす | |
④ | 使用後、温度切替ボタンを「切」にして電源を切る |
スチームアイロン として使う | ① | 【スチーマーとして使う】の①~④の手順をする |
② | 温度表示ランプが点滅から点灯になったらスチームボタンを押して使う ※一度スチームボタンを押すと約1分間スチームが出続けます 途中で止めたかったり再度使いたいときはもう一度ボタンを押します | |
③ | 使用後は電源を切り本体が冷めてから中の水を捨てる |
※公式サイトより
まとめ
【パナソニックNI-FS790】と【日立CSI-RX70】の大きな違いは、
- スチームの出し方
- パナソニックは持ち手が抗菌仕様
- 日立は低温のときでもスチームが出せる
- 日立はプレスアタッチメントが付属している
の4点です。
また、使うにあたって持ちやすいのは日立の方だと感じました。
持ち手が楽に握りやすいからです。
実際持ってみて、パナソニックはギュッと握る感じ、日立は持つという感じ。
どちらも使ってたら多少腕が疲れてきますが、そのときに少しでも楽に持てる方がいいです。
スチームボタンも日立のものは一度押すと1分間は出続けるので、ずっと押してなくていいのも楽に使えるポイントです。